低圧太陽光発電投資 キャッシュフローマイナス!
1.はじめに
低圧太陽光発電投資をはじめて1年が経過しました。
残念な結果(2020年1月~2020年12月)ですが、キャッシュフロー(以下CF)がマイナス68,307円となりました!
※確定申告では期間が異なっていたり、消費税還付により変わってきます。こちらは別の機会で記事にしたいと思います。
2.シミュレーションと実績の比較
シミュレーションと1年の運用実績を比較したものがこちらになります。
え、マイナス予定だったの?
はい、そうです。
20年間の運営でトータルしてプラスになればいいと考えていました。
なお、8月に暑さのためシステムダウンをしており67%ほどしか稼働できていませんでした。
集電箱に換気口をつけてもらってからはシステムダウンすることはなくなりました。
8月の売電実績としては14.4万円だったのですが、通常稼働していれば21.6万円になる見込みでした。
ということは7.2万の損失だったことになります。
結果として8月の稼働が少なかったものの売電はシミュレーションに対して上振れしているので問題ありませんでした。
大きく変動あったのが運用費用になります。設備売買(太陽光発電設備本体の売買)の契約後に運用の見積もりをもらったところ、
増額されたものが提示されました。仲介会社、販売会社(施工会社でもある)での連携ミスもあったので、
多少値下げしてもらってこの金額になっています。
(運用の契約についても設備売買の契約と同タイミングで行うべきでした)
電気料金もほぼ予定どおりでした。
8月のシステムダウンがなかった場合の費用はこのようになります。
8月のシステムダウンがなければ、ぎりプラスだったようです。
3.改善策は?
さて、なにか改善できるものはあるのでしょうか?
改善1
実は遂行中のものが1つあります。
パワコンが使用している電気について定額電灯という契約になっています。
これは電気使用量の計測は行わずに一定の金額を徴収する契約になります。
1契約あたり239円17銭/月なのですが、パワコンの台数分になるので、239円17銭x9台で2,152円53銭/月になります。(実際には燃料調整費などがあり少し増えます)
パワコンですが殆ど消費電力がないので従量電灯Aの契約にすることができれば最低料金の235円84銭/月になるはずです。燃料調整費等を含めて500円/月以下にはなると思います。
2020年9月ごろに施工会社と通じて申請しているので、無事に契約変更ができましたらやり取り含めて投稿させていただきます。
改善2
運用費用の内容は以下となっています。
除草・草刈り(年3回まで)
目視点検・開放電圧(年1回)
緊急時駆けつけ対応(年1回)
監視モニタリング(定期的)
この中で除草・草刈りについては自分で行うことも可能です。(刈払機をレンタルor購入する必要がありますが)
おそらく除草・草刈りを自分で行うと6万円は費用削減できると思います。
ただ、太陽光設備が車で片道2時間ほどの場所にあります。加えて道具もありません。
そのため、移動費用や道具費用も含めると3万円ほどの改善にとどまると思います。
除草・草刈りは年3回あるので3日は労働が必要になります。
そうすると日給1万円となるので、バイトでもした方が効率良さそうです。
改善3
太陽光設備購入費用についてはアプラスよりフルローンを受けています。
キャッシュフローの観点のみでいうと100万円の繰り上げ返済を行うことで8万ほど改善できる見込みです。
もちろん100万円を投入する必要があるので悩ましいところです。
それぞれの改善1~3を組み合わせていくとこんな試算になります。
4.さいごに
改善1は遂行中なので取り入れるものとします。
改善2の除草・草刈りについてですが、日給1万円となり非効率なので却下とします。
改善3の繰り上げ返済についてはもう少し様子を見ようと思います。
ということで新たな改善の取り入れはなし(遂行中の改善1のみ)となりました。
ちなみに、今後の出費としては以下が想定されています。
運用10~13年後 パワコン交換:100万円
運用11 監視装置延長:60万円
運用11年~ 保険:7万円/年
運用 20年 撤去費:100万円
その他に消費税還付を受けているので、2年目と3年目は消費税納付(おそらく20万円程度)が必要になります。
16年目からはローン完済で150万円ほどのキャッシュフローにはなると思いますが、それまでは利益がでない若しくはマイナスの状況が続く予定です。
今後、もし売却したらどうなるかも検討していきたいと思います。