合同会社の設立について

はじめに

不動産賃貸業として法人を設立する場合、株式会社か合同会社にする人が殆どだと思います。
そのうち、合同会社を設立した際の流れをご紹介します。
頑張れば1週間ほどで設立できると思いますが、2週間は見ておいた方がよいと思います。

以下は、法人設立サイトと法人設立代行(司法書士、税理士事務所でよくやってくれます)のサービス範囲です。

法人名を決める

まぁ、何でも良いです。
不動産の管理法人になるので、覚えやすいとか・何をやっている会社か分かるような名前にする必要があるとかは重要ではありません。
ただ、銀行・保険会社・不動産会社などで呼ばれる機会があります。
なので以下は避けておいたほうが無難です。
・恥ずかしい名前はやめる
・有名企業と同じ名前はやめる

あと、使用できる文字に制限があります。
【文字】ひらがな カタカナ 漢字 ローマ字(区切りにスペースを入れることが可能) 数字
【符号】 ・(中点) -(ハイフン) .(ピリオド) ,(カンマ) ‘(シングルコーテーション) &(アンパサンド)

法人印を準備する

法人名が決まったら法人印を準備します。
法人設立時に必要になるので先に準備しておくと良いでしょう。
法人印(実印 印鑑登録するもの)、銀行印(銀行口座用)、角印(認印)の3種類を準備するのが一般的ですが、普段使用している印鑑でも登録は可能です。
ただ、違う法人名と違った印鑑だと聞かれることが多いので、ちゃんとしたものを準備した方が良いです。
ちゃんとしたものと言っても、高いものはいらないです。5000円以下のもので十分です。
銀行、保険会社、不動産会社で法人印を使うことがありますが、ジッと見られる事はありません。もし見られたとしても良し悪しは全然分かりません。
自己満足のために良いものを購入したい人だけ良いものを選べば良いです。

なお、ネットで購入すると2日~1週間ほどかかるので早めに準備しておきましょう。

はんこ屋さん21(実店舗ならこちら)
https://www.hanko21.co.jp/

はんこ流通センター(ネットならこちら)
http://www.h-rc.jp/index.php

あと、一緒に横判(ゴム印)も準備しておきましょう。
法人を設立すると契約書類がとても多いです。最初に準備しておくことを強くおすすめします。
横判は分割できるものが便利で法人名、代表者名、住所、電話番号あたりがあれば良いでしょう。

定款を作成する

定款とは、法人の目的・組織・活動・構成員・業務執行などについての基本規約・基本規則そのもの、およびその内容を紙や電子媒体に記録したもののことです。なんか難しそうですが以下を決めれば後は無料サイトで簡単に作成することが出来ます。
https://www.venture-support.biz/llc/

法人名:もう決めましたよね?
事業目的:不動産賃貸業
本店所在地:自宅住所
事業年度:登記する月を記載
設立時の出資金:資本金の額を記載
出資者:出資する人の情報を記載(代表社員、業務執行社員、出資のみ)

法人設立後は会計システムを利用することになるので、以下のようなサービスを利用することもおすすめです。
https://www.freee.co.jp/launch/

会計システムをスグに決められない場合は、有料(2000~7000円)になりますが以下のようなサービスもあります。
https://www.hitodeki.com/

注意点としてCD・DVDなどにPDFファイルを保存して提出すると、費用発生しませんが、印刷したもので提出すると40,000円必要になります。

登記書類を作成する

登記書類として以下が必要になります。
・資本金の払込があったことを証する書面(通帳のコピー)
・印鑑届書

資本金の払込があったことを証する書面については、
出資者がそれぞれ入金した通帳のコピーが必要になります。
出資者の名前が通帳にて分かることが必要です。

こちらについても以下のサイトで準備してくれます。
freee(会計システムサイト)
https://www.freee.co.jp/launch/

ひとりでできるもん(法人設立支援サイト)
https://www.hitodeki.com/

登記する

近くの法務局に行き登記を行います。
不安な方は事前予約することで相談することも可能です。
提出のみの方は印紙売り場があるので、必要な分の印紙を購入します。
その後、登記書類に印紙を貼り付けて窓口に提出します。
提出のみなら5分ほどで完了します。

登記処理が完了したら、もう一度法務局に行き、以下を行います。
※翌日には登記完了していることが多いみたいですが、俺は1週間後に電話で確認してくれと言われました。

・印鑑カードの発行手続き
・各種証明書(履歴事項全部証明書、印鑑証明書)の取得 ※以降の届け出でも必要になりますので、1部は取得しておきましょう。

開業の届け出書類を作成と届け出をする

登記が完了したら以下に各種書類を届け出る必要があります。
訪問すればやり方を教えてもらえますが、こちらについても以下のサイトを利用したほうが手間が格段に少ないです。

freee(会計システムサイト)
https://www.freee.co.jp/launch/

ひとりでできるもん(法人設立支援サイト)
https://www.hitodeki.com/

届け出書類

法人口座を開設する

法人設立が完了したら法人口座を開設しましょう。
最近は詐欺やマネーロンダリング対策のため、法人口座開設も簡単ではありません。
メガバンクやネットバングなどはホームページが必要なところもあります。
信用金庫は口座開設しやすいですが、アポを取り面談する必要が殆どになります。
法人設立の目的と口座が必要な理由を正直に答えれば口座開設はできると思います。

おわりに

俺は「ひとりでできるもん」を利用して結果、1週間ほどで各種届け出まで完了しました。
頑張れば自力でできると思いますが、とても手間がかかります。
「ひとりでできるもん」は今なら2,000円ですし、freeeも条件付き無料(設立後に会計システムの利用契約が必要)なので、利用したほうが効率が良いです。
まぁ、最初の物件探しや融資を引くことに比べればゴミみたいな手間ですが。。。

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